生徒さんと話していると、なんで数学なんて勉強しなきゃいけないの?
という話題が出ることがあります。
なぜ数学を勉強しなければならないのか、私個人の見解を先に明らかにしたいと思います。
数字に強くなるため
世の中には数字に溢れています。
この数字に慣れるために勉強していると私は考えています。
例えば、会社に入ると、仕事の効率や達成率は全て数字で計算され評価されます。
お店の値引き率は、ほぼ全て%表示です。
少し黒い話をすると、都合の悪い話はわざと複雑な計算させるようになってたりします。
(何とは言いませんが、計算めんどくさいからこれでいいや!みたいになって欲しいのです)
数字に慣れていないと損をしてしまうことが多くあるので、早めに数字に慣れておきましょう。
信頼を得られやすいため
数字には曖昧さがないため、相手とコミュニケーションをする上で信頼度が上がります。
例えば、以下の会話Aさん、Bさんの発言でどちらの方が信じられるでしょうか?
報告を受ける上司の気持ちになって考えてみてください。
Aさん「今日は、昨日よりかなり良い売り上げでした。」
Bさん「今日は、昨日より売り上げが20%上がりました。」
Aさんの発言の「かなりよい」というのは、Aさんの感覚から出た言葉です。
もしかすると上司にとっていい数字ではないかもしれないのです。
私はBさんの方がより正確な報告をしてくれるため、Aさんと比較するとBさんを信頼するでしょう。
Aさん、Bさんで比較するとBさんの方が良いと分かりますが、
実際にはAさんのような発言をする人ばかりなのです。
論理的思考力を鍛えるため
これはとても重要な理由であると考えています。
論理的思考力
論理に基づいて思考する能力(の高さ)という意味で用いられる表現。道理や筋道に則って思考を巡らせて結論を導いたり、あるいは、複雑な事柄を分かりやすく説明したりできる能力として主に捉えられる。
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私は課題解決能力と言い換えても良いと考えています。
例えば、会社に入り営業成績をあげなければいけないときに
どのように営業をしていけば良いでしょうか?
ある人は、とにかく足で稼ごうとします。
ある人は、どれだけ成績を上げなければいけないのかゴールを見極め、
どこから営業をしていけばよいか作戦を立てていきます。
どちらの方が安定して高い営業成績を上げられるでしょうか?
数学は、まさに論理的思考ゲームであると考えています。
数学は、ある答えを導くために各定理、定義を組み合わせて論理展開をしていきます。
この過程はまさに論理的思考と言えます。
よって、数学により論理的思考力を鍛えることが出来るのです。
中学生、高校生の内からこの能力を高めることは、
それ以降の長い人生に必ずプラスになるでしょう。
あとがき
いかがだったでしょうか?
少しでも数学の勉強をするモチベーションになれば幸いです。
数学を勉強することは、必ずあなたの人生の無駄にはなりませんよ。
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