北海道公立高校入試 数学を分析してみた

math 受験情報

入試対策を開始する前の分析ははとても大切なことですよね

ということで、北海道公立高校入試の数学を分析してみました

過去6年の平均点の推移

北海道教育委員会が公表しているデータをまとめました。

標準問題の推移

平成31年度 30.1点

平成30年度 29.0点

平成29年度 32.2点

平成28年度 31.4点

平成27年度 25.9点

平成26年度 32.1点

以上のデータから、おおよそ平均点を30点前後とするように、問題作成を行っていることがわかります。

この30点という数字は大問1、2までの点数の合計とおおむね一致することが分かります。

学校裁量問題の推移

平成31年度 39.3点

平成30年度 30.9点

平成29年度 32.8点

平成28年度 35.0点

平成27年度 36.3点

平成26年度 37.9点

以上のデータから、平均点が 30点~40点の間で多少の幅があります。

これは裁量問題の難易度が年により差が有り、その出来が平均点に表れていると考えられます。

問題の出題傾向

基礎的な問題が多く出題され、問題処理のスピードが求められる傾向にあります。


大問1~3までは教科書レベルの比較的易しい問題が出題されています。

また、出題範囲も中学範囲の全範囲から満遍なく出題されています。


大問4, 5、学校裁量問題では、文章題が出されていてます。

学校裁量問題以外は、文章題の典型問題が出題されています。


学校裁量問題は、融合問題が出されており、難易度は年により異なります。

しかし、学校裁量問題も 小問による誘導があることが多いです。

対策方法は?

範囲も満遍なく出題され、基礎問題が数多く出題されることから、ヤマを張ることはお勧めしません。

教科書を浅く広く学習し、とにかく基礎問題を素早く、確実に解ける練習を積むことが大事です。


ある一定レベル以上の高校を目指す場合、文章題、学校裁量問題に取り組む必要があります。

文章題が苦手な生徒は、まずは小問の1つ目の問題だけを解き、文章を読むことに慣れましょう。


また平均点から分かる通り、難しい問題が解けなければ不合格になるわけではありません。

学校裁量問題が難しい年は、平均点も下がるので他で確実に点を取る方が点数が上がります。


自分が解ける問題、解けない問題を把握し、より簡単な問題を確実に得点出来るよう基礎力を高めましょう。

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