前回に引き続き、北海道公立高校入試数学を攻略するために、大問別に分析をしていきます。今回は、大問3、4についての説明をしていきます。
前回の記事はこちら。
大問3について
私は、この大問が数学が苦手か得意かで最も差が出る問題だと考えています。
大問3は、例年、単純な計算問題ではなく思考力を問われる問題が出題されています。
例えば、2020年度の入試では、カレンダーの周期性について問われています。また、2019年では、数学の魔法陣に関する問題が出題されています。
これらの問題を解くには、方程式を的確に運用する能力や周期性を自ら見つけ出し、式化する能力が必須となるため、総合的な数学力が必要となります。
また文章を読み取る国語力も必要となります。
この問題を解ききるためには、まず基礎力として、教科書、ワークの内容を把握しておくことが必須です。さらにその上に、過去問などでこの手の問題に慣れる必要がでしょう。
実際の試験であれば、全問正解を目指すよりも、まずは大問序盤の簡単な問題を逃さず加点することに重点をおいた方が得点は伸びるでしょう。
志望校にもよりますが、取れる部分を確実に得点して次の問題に移ることの方が大切です。
大問4について
大問3は、例年、関数の問題が出題されています。
個人的には最も準備のしやすい問題だと考えています。
問題の構成としては、例年問題は2~3問出されています。
問1、問2は、基礎問題(簡単な座標計算や領域を求める問題や、直線の式を求める問題が頻出)
問3が応用問題が出題される傾向があります。この応用問題は、図形問題との融合問題になるケースがほとんどです。
この大問は、少なくとも前半は確実に点を取り、最後の応用問題は捨てることも考える問題だと考えています。
ただし、融合問題のパターンもそれほど多くないため、しっかりと準備をしておけば確実に得点を重ねられる単元とも言えます。
コメント